トレーニングセンター (Training Center)
インタラクティブインスタレーション、 2005年
サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini)
プログラミング: エマニュエル・メオワ(Emmanuel Méhois)
制作: Dispothèque
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トレーニングセンター, サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini), 2005
「プレイ(ズ)(PLAY(S))―国際デジタル・マルチメディア芸術展覧会、第三回中国国際アニメーション&デジタルアートフェスティバル」の一環と して、常州(中国)、2006年9月8日-10月5日
写真撮影 : © Samuel Bianchini - ADAGP
インタラクティブなインスタレーション《トレーニングセンター》は、サ ッカーの試合のTV画像を表示する。この画像は投影されている壁の一部分を 小さく占めている。最初は静止画であるが、台上のマウスによって動かすこ とが可能だ。画像の上でクリックすると、ボールを捕まえることができる。 そのときカーソルは小さな手の形になる。マウスをクリックすると画像が動 き出す。ただし画像は通常のように再生されるのではなく、ボールとカーソ ルの周囲で移動するように見える。鑑賞者自身が画像の仕組を理解し、操作 に慣れると、画像をドラッグして移動できるようになる。ボールをキープし たままカーソルを動かすのをやめると、進行中の動作の仕組がさらに明らか になる。画像とサッカー選手が動くのにたいして、ボールは鑑賞者の指定し た位置で静止したままである。指定する位置自体は画面のなかで移動させる ことができることになっている。
交換の媒介物であるボールは、交渉の目的となるために「ハンドで」奪わ れた。メディアイベントの空間的および時間的な中心を、部分的にではあれ、 ひとりひとりの鑑賞者が操作できるようになったということである。鑑賞者 がイべントをキープしたうえで再開することができるのだ。マスメディアと 新興メディアとの象徴的な力関係をこの状況は浮き彫りにしている。TVには、 同時に共有されるべく放送される集団的なメディアイベントがある。いっぽ うインターネットには、 各自の時間に合わせてメディアの個人の手によって 再生されるイベントがあるのだ。
トレーニングセンター, サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini), 2005
Video - 1mn33s - High band request
Images and editing: © Samuel Bianchini - ADAGP
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トレーニングセンター, サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini), 2005
「トレーニングセンター(Training Center)」、 個展、ヴィラ・フォルモーズ(La Villa Formose)、 ポー芸術・コミュニケーション高等学校(École supérieure des arts et de la communication de Pau)ギャラリー(フランス)、2005年5月12-27日。
写真撮影 : © Samuel Bianchini - ADAGP
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トレーニングセンター, サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini), 2005
「プレイ(ズ)(PLAY(S))―国際デジタル・マルチメディア芸術展覧会、第三回中国国際アニメーション&デジタルアートフェスティバル」の一環と して、常州(中国)、2006年9月8日-10月5日
写真撮影 : © Samuel Bianchini - ADAGP