みんないっしょに (Tous ensemble)

インタラクティブインスタレーション、 2007年
サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini)

プログラミング : エマニュエル・メオワ(Emmanuel Méhois)
アニメーション : パスカル・ロド(Pascal Loddo)、パトリック・
エプネル(Patrick Hepner)
制作 : Dispothèque(CiTu (パリ第8大学)の助成による)
謝辞: ミシェル・サンゴール(Michèle Senghor)

 

 

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みんないっしょに, サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini), 2007
」、個展、メナジュリ・ド・ヴェール(La Ménagerie de verre)、パリ、2007年6月15日。
写真撮影 : © Samuel Bianchini - ADAGP,  乌萨马·穆巴哈克(Oussama Mubarak)

 

 


《みんないっしょに》はインタラクティブなインスタレーションである。 画面上に、ある大通りの眺めが一連の画像(20枚から40枚)によって呈示さ れる。通りは人気がないか、一人あるいは数人の人物がいるだけだ。写って いる人物は画像によって一枚一枚異なっている。いずれもデモの参加者であ る。単独で、あるいは少人数のグループで、徒歩で、あるいは車に乗って、 全員同じ方向に前進している。このようにデモ参加者は、各自独立した状態 で、プラカードや横断幕や旗を持っている。デモ仕様の乗り物が画像のなか を行進することもある。
画像の前の大きな台の上に、複数(最低5台)のマウスが置かれており、 鑑賞者の参加が促される。1枚の画像およびそのなかの人物の上をカーソル で指定してクリックすると、その人物が数メートル前進する。画像から画像 へ、つぎつぎと参加者が登場し、デモ隊が練り歩く。人数は増減し、同期す る程度も変化する。インタラクションの状況は単純なものであるが、画面上 にひとつしかないカーソルの移動は、上記の方法で動かされたマウスの運動 の全体、および1台1台異なる移動をリアルタイムに計算して得られた平均値 によって決定されるからである。鑑賞者全員が、たったひとつのカーソルを 操作することになっているのだ。画面に向かって行動する鑑賞者の側にも、 チームワークが必要とされる。


 

 

 

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みんないっしょに, サミュエル・ビャンキニ(Samuel Bianchini), 2007
「オペレーション オペレーション(OPERATION OPERATION)」、個展、イラン・アンジェル ギャラリー(Ilan Engel Gallery)、パリ、2012年3月17日-5月12日。
写真撮影 : © Samuel Bianchini - ADAGP